スラムダンクの隠れた名シーン

しめじです🧅
自分は漫画を好きな家族と親戚に育てられました。
幼少期から漫画に囲まれている生活です。


伯父の本棚には寄生獣があり、小学校低学年で開いてしまいました
冒頭のシーンで、寄生獣の口が裂けて人の頭をパクッと食べます。
あの場面がトラウマで、高校生になるまで読めませんでした。
最後は感動するので是非読んでみてください。


漫画の出版が20年程前なので、数年前に映画化したときはタイムラグに驚きました。
作者の岩明均さんが連載しているヒストリエも面白いのでおすすめです。


最近はあひるの空もアニメ化するとのことで驚きました。
もっと早い段階でその話もあっただろうに、あえて遅らせていたのかもしれません。
あひるの空も好きですが、バスケ漫画といえばやはりスラムダンクが一番好きです。


スラムダンクは魅力的なキャラクターが多く、とても読み応えがあります。
特に最後の試合は名言の宝庫です。
大学受験を控えているときには、単行本の最終巻を持ち歩いていました。
5分ほどで読めてとてもやる気になるのでいいリフレッシュでした
ちなみに周りからは「受験生なのに漫画読んでる」と白い目で見られていました。笑


スラムダンクで人気のキャラクターと言えば流川かミッチーです。
しかし、自分が一番好きなのは木暮くんです。
この人です。

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スラムダンクはこの人がキーマンだと思っています。
超高校級のプレイヤーが揃う中で、彼が全体に現実感を持たせています。
彼の名シーンとして言われがちなのが、海南戦でスリーポイントュートを決めるところです。
たしかにあのシュートも好きだけど、もっと伝えたい場面があります。


それは、山王戦で赤木と河田がリバウンドを取り合う直前にあります。
木暮くんは「頼む…がんばれ」って願うんです。
あの一言に彼の想いが凝縮していると思います。隠れた名シーンです。



全国制覇を目指して頑張ってきた3年生の木暮くん。
辛い練習の毎日だったことでしょう。
おそらく何度も辞めたくなることに向き合ってきたに違いありません。
それでも辛いときのダッシュ1本、シュート1本が全国につながると信じて駆け抜けてきたはずです。


ですが、実力という現実が立ちはだかります。
木暮くんは試合に出たい思いを抱えながら、ベンチでサポートに徹します。
積み重ねてきた努力は、現実の前で虚無感に繋がったかもしれません。
全国制覇のために最善なのは、自分よりも実力のあるメンバーが試合に出ることです。
彼自身も分かりきっていることでしょう。


そこで出てくる言葉はただの「がんばれ」ではありません。
「頼む…がんばれ」なんです。
全国制覇を達成したい気持ちを、願うしかない木暮くんの様々な想いがありありと伝わりませんか。




試合が終わってから赤木が想いを分かち合っているのは、実は木暮くんです。
赤木は同じ3年生として、全国制覇という目標を共有してきた仲間として想いを汲み取っていたのでしょう。
熱い友情が分かるシーンです。
このシーンは画像だと勝敗が分かるので載せません。
単行本31巻で確認してください。


さて、そろそろスラムダンクを読みたくなってきました。
ここまで書いた木暮くんの心情や背景は自分の考察です。
まずはみんなでスラムダンク読みませんか。